奥津軽いまべつ駅/津軽二股駅

青森県 JR津軽線・北海道新幹線
2006年3月11日 訪問。

解説

JR東日本の津軽線とJR北海道の北海道新幹線の接続駅だが、お互いの名前が違っており別の駅という扱いになっている奇妙な駅である。
津軽二股駅は、津軽線の非電化区間にあたる蟹田~三厩間の途中にあるローカル線の駅である。
こちらはJR東日本の管轄にあり、1面1線のローカル線らしい駅という感じである。

そして奥津軽いまべつ駅。こちらが注目すべき駅である。
新幹線開業前は「津軽今別」という名前で、新幹線開業後は「奥津軽いまべつ」に改称された。
同時にJR北海道の管轄の中では唯一の北海道外にある駅でもある。
ここから先は青函トンネルへと突入し、74.8kmという長さを経て木古内駅へと向かっていく。
ちなみにこの距離は新幹線の路線としても最長となり、新幹線の駅間で最も長かった米原~京都間の67.7kmを上回る。
かつて快速海峡が走っていた頃は快速の一部が停車するのみで、特急は通過していた。
2002年に海峡が廃止された後は特急の一部のみが停車していたが、停車する列車は1日僅か2往復のみという扱いだった。
そして新幹線整備の為2015年8月10日からはその2往復すらも通過となり、ホームは立入禁止となった。
新幹線も停車は僅か6往復しかなく、在来線も5往復のローカル線なので今後も訪問は難しいと思われる。

そんな駅であるが、駅前は驚く程に民家が少なく、秘境駅に近い佇まいをしている。
津軽二股駅ホームのすぐ横にある道の駅いまべつ以外の建物は殆ど見当たらない。
新幹線に合わせて駅前も整備こそされているものの、利用者がいるとはとても思えない。
新幹線の駅で利用価値の薄い駅といえば安中榛名駅を真っ先に思い浮かべるが、この駅はその安中榛名駅すらも超越する程の凄まじい場所にある。
そんな場所にも関わらず、筆者が訪れた2006年時点で既にここが新幹線の駅になることが決定していたのだから驚きである。
どうやら青函トンネルからの非常用の停留所としての役割を担う駅でもあるらしいのだが…。
安中榛名駅は都心からそこそこ近いという理由で都心への通勤圏として徐々に住宅地が形成されていったが、この駅から都心に通勤するのは明らかに不可能である。
一体どうやって利用客増加を見込んでいくのだろうか?今後の動向がとても気になる駅である。

又、新幹線開業により青春18きっぷ等で北海道に行く際は注意しなくてはならない点がある。
奥津軽いまべつ~木古内間及び道南いさりび鉄道線内で18切符を使う場合はオプション券2300円が必須となる。
北海道&東日本パスの場合は特急券購入で新青森~新函館北斗間が利用できる処置が取られる。
つまりこれまでの「特例区間」は廃止され、追加料金が必須となってしまった。
これ程までに利用客を拒むような処置をするのは正直異例としか思えないのだが…。
それも併せて今後の動向に注目したいところだ。
津軽今別駅ホーム。
駅名標。
津軽二股駅ホーム。
駅名標。
左に曲がると津軽二股、奥が津軽今別。
津軽今別駅側へ行く通路。
津軽今別駅の通路の途中。
駅前にある「道の駅いまべつ」早朝の訪問だった為まだ営業していなかった。
外から見るとこんな看板が。
この頃から新幹線駅になることが決定していた。当時は正式名称はまだ決まっておらず、奥津軽駅という仮称になっていた。
駅周辺地図。
津軽今別駅側から辛うじて集落が確認できた。
駅前。

2014年1月18日 再訪しました。

津軽今別駅下りホーム。
津軽今別駅上りホーム。既に開発が進んでおり、ホームがかなり広くなっていた。
乗り場案内。構造を見る限り、将来的には2面4線になるのだろうか?
仮設の待合室。上下両方に置かれている。
財産標。
上下線の通路から木古内方面を望む。かなり広くなっているのが分かる。
反対に青森方面。かなり工事が進んでいる。
上り線側に踏切のような通路があるが、恐らく工事関係者以外は立入禁止と思われる。通過列車がある時はこの付近で物凄い警報が鳴り響く。
津軽二股駅時刻表。
津軽今別駅時刻表。

2015年8月13日 再訪しました。

津軽二股駅との分岐点。ここは特に変わってないが…。
津軽今別駅入口にこのような看板があった。
入口はこのように塞がれ、中には入れなかった。あと数日早ければ…と後悔した。
津軽二股駅横から奥津軽いまべつ駅への新通路ができていた。
先を進むとこんな通路になっていた。駐車場のような雰囲気であったが、何なのかは分からず。
その先には待合室と思われる部屋があったが、まだ中には入れなかった。
待合室らしき場所から戻るとこの案内になっており、今後乗り換え用の通路となるのだろう。
新駅舎に関する貼り紙。
津軽二股駅付近から見れるこの看板はまだ健在だった。
津軽二股駅付近から奥津軽いまべつ駅の駅舎と連絡通路を望む。
奥津軽いまべつ駅舎。まだ中には入れなかった。
奥津軽いまべつ駅前。整備こそされているが、民家は僅かにある程度。
奥津軽いまべつ駅前。こちらは更に何もない場所になっている。