小和田駅

静岡県 JR飯田線
2005年8月7日 訪問。

解説

もはや秘境駅ファンなら誰もが憧れる、秘境駅ランキング2位の超一流の駅である。
駅前は静寂だけが支配しており、古く渋い木造駅舎が更にその雰囲気の引き立て役となっている。
夜になれば更に幻想的な世界が広がり、とても日本にいるとは思えない錯覚に浸れるだろう。
そんな駅だが、かつて小和田雅子様と苗字が同じであることから(読みは異なるが…)縁起のいい駅として大ブームを起こしたことがある。
そんなこの駅で結婚式を挙げたカップルまでいるという。
現在はそんなブームも去って本来の静かな駅に戻っているが、当時の写真が駅にいくつか飾られている。
その当時の名残として、「愛」と書かれた椅子があることでも知られている。

駅前は廃屋らしきものが1件あるのみで、下界へ続く道は永遠と獣道が続く。
4km先まで歩けば塩沢という集落があるが、延々と獣道を進まなくてはならない。
外へ通じる道は一切ないらしく、列車でしか行けない駅とされている。
本当に何の為にある駅なのか疑問ではあるが、昔は近くにも集落があったそうだ。
塩沢集落は下界に通じる道がない為、郵便物なども鉄道を使って輸送されるそうだ。
筆者もこの駅で荷物を抱えて下車する郵便局員の姿を確認したことがある。
かなり険しい道なうえ列車本数も限られる為、相当な激務であることは間違いないだろう。

静寂の駅である為、駅寝での訪問も実に素晴らしくお勧めしたいところ。
ただし待合室は片側が締切不可で、良好な設備は皆無で携帯の電波も全く通じない場所なので要注意。
もしやるなら最低限の準備と、ある程度の覚悟はしておく必要がある。
駅舎。古く非常に味わい深い。
駅名標。
ホーム。
こんな渋い駅名標もあった。
ブーム時の列車らしきヘッドマーク。
待合室内部も古くて味わい深い。
大量の駅ノート。10年以上前のもあった。
時刻表。
全く動く気配のない自販機があったが、現在は撤去済み。
歩道は急坂で集落は遥か彼方。
噂の「愛」の椅子。
駅前にいきなり廃屋があった。
豊橋方面を望む。
踏切は警報機も渋い音を出す。交換設備撤去で踏切はなくなったが、警報機の音は現在も聴ける。
3県県境。ここは静岡県。
隣にはこんなものもあった。
駅前をのんびりと流れる天竜川。

2015年3月12日 再訪しました。

駅舎全景。
現在のホーム。線路は撤去されたが、ホームの跡は残っている。
駅前。右側にあった古い便所は遂に撤去された。
駅舎にこんな貼り紙があった。
駅前の廃屋。今も綺麗に残っていて驚く。
塩沢集落の案内。いつか辿り着いてみたい。